| 〜代々木山下医院では合併症の治療にも積極的に取り組んでいます〜 |
人工炭酸泉浴
ドイツをはじめ東欧では古くからある温泉療法です。副甲状腺機能亢進症や糖尿病にみられる動脈硬化、閉塞性動脈硬化症などがひきおこす手足の循環障害(冷感、しびれ、痛み、潰瘍など)の治療に効果があります。
炭酸泉に手や足を浸すことで、炭酸ガスが皮膚から吸収されます。それにより血管が拡張し、血液の循環が増え、循環障害による冷感や痛みなどの症状を改善させる働きがあります。
わが国の透析導入の原因疾患は糖尿病性腎症が最も多いと言われていますが、当院でも糖尿病性腎症の患者さまの割合が増加しています。末梢循環障害があることにより、重症例では下肢に難治性の潰瘍を形成した方もおられます。また、長期の透析や高齢化による血管の硬化が原因で、下肢などに痛みや冷感などの症状がある方が多くなってきています。
このような患者さまには、定期的に下肢状態の観察を行い、痛みや冷感などの症状が強い方には人工炭酸泉浴をフットケアの一環として取り入れています。方法は、透析前や透析中に人工炭酸泉のお湯に約15分足や手を浸すだけです。
2005年4月に実施したアンケート調査では、施行者の約9割の方が痛み、しびれ、冷感が「良くなった」とお答えになっています。
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糖尿病性腎症 女性73歳 透析歴1年 − 両下肢の指に潰瘍形成があり、痛みが強い。毎回の透析後に、炭酸泉浴を施行。
「傷にしみるが、使用後は気持ちよく、長時間痛みが出てこない。夜中くらいまで効果が持続しています」 |
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糖尿病性腎症 男性53歳 透析歴1年 − シャント肢の痛み/冷感が強く、透析後半に症状が増強するため、毎回の透析前に炭酸泉浴を施行。
「血行が良くなり、楽になった。今後も続けたいと思っています」 |
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人工炭酸泉浴機能付き温浴療法用装置
「カーボメディカTM」
市販の発砲入浴剤の炭酸ガス濃度は約60から150ppmといわれていますが、装置により約1000ppmの高濃度の炭酸泉を人工的に作ることが出来ます。 |